【保存版】美容室のフランチャイズ7社の一覧比較&仕組みを徹底解剖

独立して美容室をはじめるときには、どのような形がベストなのか悩んでしまうもの。
その中のひとつの選択肢が「フランチャイズ」としてのスタートです。
そこで今回は、フランチャイズのメリットやデメリット、あまり知られていない仕組みを徹底解説しました。

目次

美容室フランチャイズの仕組みとは

フランチャイズで美容室を始めたいのであれば、まず知っておきたいのがその仕組みです。

美容室のフランチャイズとは、フランチャイズに加盟する店舗や人が、フランチャイズの本部から、すでに確立されている経営ノウハウやサービス、美容師の育成ノウハウを使う権利をもらい、その対価をフランチャイズ本部に支払うという仕組みです。

フランチャイズには、集客や新人採用、育成など、美容室経営をはじめるときに、そのノウハウに詳しくない人でもスムーズに経営をおこなうことができるように作られた仕組みがあります。

その対価として支払う金額は、加盟するフランチャイズによって異なります。
月額定額で決まっている場合もあれば、月々の売上金額の〇%という場合もあります。

美容室のフランチャイズのメリット・デメリットを紹介

フランチャイズに加盟して美容室をオープンさせることにはメリットとデメリットがあります。それぞれ3つずつご紹介します。

美容室のフランチャイズのメリット①ノウハウを利用した安定的な経営

フランチャイズ本部にはさまざまなノウハウがあります。
フランチャイズに加盟して開店するということは、そのノウハウを最大限利用できるということです。

個人経営では心配になる立ち上げ時、資金面が比較的少なく済みます。
また集客方法や、顧客定着についてのテクニックなどについてアドバイスを受けることができ安定的な経営へとつながりやすいのがメリットです。

美容室のフランチャイズのメリット②大規模なプロモーションができる

美容室を開業するとき、心配になることの一つが上手くプロモーションをすることができるかどうかです。
フランチャイズに加盟すると、その知名度を利用することができるため顧客を得られやすいというメリットがあります。

美容室のフランチャイズのメリット③研修などのプログラムを利用できる

フランチャイズによっては、加盟店のスタッフ向けの研修会を開催しているところもあります。そのほかスタッフ育成プログラムがあるフランチャイズは多く、従業員の育成ノウハウがなくても安心して開業することができます。

美容室のフランチャイズのデメリット①ロイヤリティが発生する

フランチャイズに加盟するには、加盟金やロイヤリティが発生します。
加盟金は決められた金額を加入時に支払うもの、一方のロイヤリティは月々定額で支払うシステムを採用している場合と売り上げの〇%を支払うといった場合があります。

美容室のフランチャイズのデメリット②自分のお店ならではの雰囲気をだしにくい

フランチャイズに加盟していると、標準化されたシステムの中でお店を経営する必要がある場合が多く、独自性をだしにくいといったデメリットがあります。

このため、自分の創意工夫でお店作りをしたいという強い希望がある場合には避けたほうが良いかもしれません。

美容室のフランチャイズのデメリット③フランチャイズ本部の状況に左右されてしまう

フランチャイズ本部の運営が順調な場合、フランチャイズ加盟店はそのメリットを最大限得ることができます。
しかし、本部の運営が上手くいかなかったり、イメージダウンにつながったりするような出来事があると、自分のお店が影響を受ける場合があります。

フランチャイズで美容室を開業するときの費用相場は?ロイヤリティを徹底解説!

開業時の初期費用は300万円~2500万円と言われています。
出店を予定している場所の土地相場や外装や内装工事の有無などにより金額が大きく異なります。
消耗品も仕入れる必要がありますが、フランチャイズ本部によっては、本部負担にしているサロンもあるため確認が必要です。

ロイヤリティはサロンによって異なります。
ロイヤリティがいくらなのかという観点から加盟するサロンを決めてもいいでしょう。
相場は売り上げの5%~10%、または10万~15万円程度です。

美容室のフランチャイズを行っているサロン一覧

美容室のフランチャイズを行なっているサロンをご紹介します。
特徴のあるサロンを7つ一覧にしますので、自分に合った形のサロンを選んでください。

業界未経験者の人も経営できるサポート体制が整う美容室フランチャイズ「SEASON」

予約が必要なく、気軽に立ち寄れる街の美容室を目指している「SEASON」。
スタッフ全員がスタイリストという運営方式で、プロの施術を低価格で常にマンツーマンで受けられることで人気です。

SEASONの特徴
・美容業界未経験者の人も経営できるサポート体制
・シーズン店舗共通のデザイン
・スタッフ研修の充実

公式サイト:ヘアサロン シーズン

販売促進ノウハウなどの収益拡大システムが充実している美容室フランチャイズ「11カット」

大型のショッピングモールの中にあるイメージもある「11カット」。
女性が美容室に抱える不満ワースト5をすべて解消していることでも人気です。
ちなみに女性が美容室に抱える不満ワーストは、時間がかかること、価格が高いこと、予約が面倒、メニューが複雑、商品を売りつけられる、の5つです。

イレブンカットでは、スピーディな施術を明瞭な価格設定で行うことをアピールポイントとしています。

11カットの特徴
・物件開発、コストダウン、販売促進ノウハウなどの収益拡大システムが充実
・美容師スタッフ教育システムで美容師の定着率が高い
・エリア契約など独自のシステムがある

公式サイト:イレブンカット

よる研修を受けられる美容室フランチャイズ「mod’s hair」

ファッションのためのヘアスタイルを提案したいという考えからつけられた「mod’s hair」。

洋服を選ぶようにヘアスタイルを選ぶことができるのが特徴です。
1年に2回、春夏と秋冬にニューラインが提案されます。洋服のカタログを見るように、ヘアスタイルのカタログを見て、好みのスタイルに仕上げてもらうことができます。

mod’s hairの特徴
・共に一つのブランドをシェアする、“ブランドシェアサロン”という考えに基づいたフランチャイズ展開
・研修施設の利用やアカデミー講師による研修、海外研修の実施
・コレクションポスターやオリジナル販促物の提供

公式サイト:モッズヘア

イベントとのタイアップなどで店舗運営をサポートしてくれる美容室フランチャイズ「デューポイント」

すべてのお店がショッピングセンターの中にあり、来店しやすい「デューポイント」。
ハイクオリティなのにリーズナブルな施術の技術で、薬剤も一流メーカーのアリミノ、シュワルツコフの商品を使用してもらえます。

デューポイントの特徴
・主婦を中心に、男女問わず赤ちゃんからお年寄りまでもっともボリュームが多い層をターゲットに来客数が増加している
・質の高さを伴う安さを実現している
・チラシやDM等の紙媒体による告知、WEBやSNSの活用、イベントとのタイアップなどで店舗運営をサポートしてくれる

公式サイト:デューポイント

スタッフへの技術講習、導入研修によりオペレーションの統一が可能な美容室フランチャイズ「クイックカットBB」

カットのみ15分で施術してくれる「クイックカットBB」。
会計は券売機で済ませることができ、カウンセリングからカット終了までを15分で仕上げてくれます。
また清潔さにもこだわりがあり、いつでも気分よくカットしてもらうことができます。

クイックカットBBの特徴
・男性客だけではなく、女性や子どもも多く利用しているため安定した集客が可能
・スタッフへの技術講習、導入研修によりオペレーションの統一が可能
・出店場所が決定してからフランチャイズ契約を行なえる

公式サイト:クイックカットBB

アメリカンカジュアル風の店舗を経営できる美容室フランチャイズ「Cut lab 1518」

アメリカンガレージ風のカジュアルな店内で、お客様がハッピーに施術を受けられる雰囲気を演出している「Cut lab 1518」。
ライフスタイルに合ったヘアスタイルのために、専門分野に特化した教育を受けた感受性豊かなスタイリストが丁寧なカウンセリングでご要望や髪の悩みを解決してくれます。

Cut lab 1518の特徴
・CUTLAB1518は統一デザインでアメリカンカジュアル風の店舗を経営できる
・オープン前から店舗で本部インストラクターやメーカーインストラクターが丁寧に指導してくれる
・サロンだけではなく訪問理美容の展開も可能で客層が広がる

公式サイト:Cut lab 1518

のれん分け制度を採用している美容師の独立支援型の美容室フランチャイズ「Ash」

一流のヘアサロンの技術とサービスをリーズナブルな料金で提供してくれる「Ash」。
地域密着型サロンを謳い、首都圏のターミナル駅および主要鉄道沿線の駅前に展開しています。

Ashの特徴
・のれん分け制度を採用しており、美容師の独立支援に力を入れている
・お客様の満足度向上や従業員教育に集中できる
・会計処理やトラブル解決など多方面にわたり本部がバックアップしてくれる

公式サイト:Ash

【事例あり】美容室のフランチャイズは儲かる?失敗しやすい!?


他の業界でもあるように、美容室のフランチャイズに加盟して開業したからといって必ず儲かるというわけではありません。
ただし、TVに出演するような有名美容室や店舗展開をしている美容室のオーナーなどは年収が数千万円になることも。

実例としては、あるフランチャイズが月間売上モデルとして公表している数字が、カット・カラー専門店でひと月の売上合計が2,140,000円。
そこから人件費やロイヤリティなどの原価・販売管理費合計の1,257,600円を引いた営業利益が882,400円というものです。

美容室をフランチャイズで開業するときに気をつけるべき3つのポイント

美容室をフランチャイズで開業するときのポイントは以下の3つです。

・自分に合った予算で開業・運営していくことができるか
・フランチャイズ本社のシステムや方針に納得できているか
・特に自分が苦手だと感じている部分に対するサポートを十分に受けられるか

美容院を運営していくには、初期費用に加え運営コストについても事前に十分な検討が必要です。
加盟を予定しているフランチャイズ本部に加盟するための加盟金やロイヤリティについても考慮しましょう。

またフランチャイズ本部のシステムや方針に納得していることも重要です。
フランチャイズに加盟するということは、少なからず決められた範囲内で店舗経営を行なっていく必要があります。
自分の理想とする店舗を持つことができるのかどうかを加盟前に十分確認してください。

フランチャイズに加盟するメリットのうちの一つが本部のサポートを受けられることにあります。
特に自分が不得意だと感じている部分のサポート体制がどうなっているのかもチェックポイントの一つです。

まとめ

さまざまな特徴のある美容室のフランチャイズをご紹介していきました。
それぞれのシステムやサポート体制を把握し、自分に合った本部をみつけましょう。
美容室開業の夢に近づくことができますよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする