現在、経営している美容室を店舗拡大などの理由で退去することになった場合、できれば退去費用を節約しつつ自分にとって有利な条件で気持ちよく退去したいですよね。
もし、あなたが退去費用を極力節約しつつ、良い条件で退去したいのであれば居抜き退去がおすすめです。
では、居抜きで退去する場合、どんなことに注意すればよいのでしょうか?
これから美容室を居抜きで退去し、移転する予定の方はかなり気になるポイントですよね!
そこで、ここでは居抜きで美容室を退去する場合の注意点と居抜きで退去する場合のメリットについて解説させて頂きたいと思います。
居抜きで美容室を退去する際に気を付けるべきポイント&居抜き退去のメリットについて詳しくお知りになりたい方は、要チェックです!
目次
美容室を居抜きで退去するとこんなメリットが!
現在経営している美容室の店舗を拡大するために、退去する場合、全ての内装や設備のないスケルトン物件として退去するよりも中古の内装や設備を残して退去する居抜き状態で退去するほうがお得な場合があります。
そんな美容室を居抜きで退去するメリットを以下にいくつかご紹介させて頂きますね。
退去時に大規模修繕をしなくてすみ退去費用を節約できる
現在、経営している美容室の内装をはがしたり、設備を処分したりするなど大規模な修繕工事をしてスケルトン状態に戻して退去するとなってくると、その修繕に多額の費用がかかります。
しかし、居抜きでの退去であれば、スケルトン状態に戻すときのように修繕に多額の費用はかからず、物件の工事もスケルトン状態に戻すときよりも簡易な修繕や物件のクリーニングのみですみますので、退去費用をかなり節約できます。
これは、これから居抜きで退去しようと計画している方にとってかなりうれしいメリットですね。
廃棄しなくてはいけないものが少ないので環境にやさしい
現在、利用している物件をスケルトン状態に戻して退去する場合、壁や床をはがしたり、設備を処分しなくてはいけなくなったりするため、大量の廃棄物が発生します。
ですが、居抜きで現在利用している美容室を退去する場合は、壁や床などの内装、設備をそのままの状態で修繕&クリーニングするだけでOKなので、廃棄物の発生を極力抑えることができるため、環境にやさしくエコであるというメリットがあります。
お嬢さんの結婚が理由で美容室の居抜きか学生専用の1Kとして改装し賃貸に出そうとしている物件を紹介しているツイートを見つけました。
結婚が理由で美容室の居抜きとして賃貸に出す場合もあるのですね。
結婚により娘の #美容室 を12/29で閉店いたしました。
居抜き美容室か、女性または学生専用の #1K 住宅 に改装し、賃貸いたします。#入居者募集中!#大分県 #国東市 #国東町 鶴川 pic.twitter.com/grJTrMKITZ— mdz67 (@mdz671) 2018年1月5日
美容室を居抜き退去する際に気を付けるべきポイント
原状回復費用が大幅に節約できたり、退去時の廃棄物の発生を極力抑えられたりするなど、メリットいっぱいの居抜き退去ですが、美容室を居抜きで退去する場合には、気を付けなくてはいけないポイントがいくつかあります。
その気を付けるべきポイントを以下にご紹介させて頂きますね。
物件のオーナーに必ず許可を取らなくてはいけない
実は、物件の中にある内装や設備は権利問題がからんでくるため、内装や設備を次の契約者に引き継がせる居抜きでの退去を希望する場合、たとえ当人同士で条件に対し同意していても物件のオーナーGOサインを出さなければ契約成立しません。
ですから、居抜きで現在経営する美容室を退去する場合は、必ず現在利用中の物件のオーナーに許可を取らなくてはいけないという点に注意しながら退去手続きを進めていく必要があります。
次のオーナーに設備が引き継げない場合がある
現在の内装や設備を残したまま退去できて、退去にかかる工事費用を大幅に節約できるお得な居抜き退去ですが、次の入居者が残した内装や設備で必要ないとみなしたものがある場合は、退去する前にその必要ないものを工事&処分してから退去しなくてはいけなくなります。
この点が美容室を居抜きで退去する場合に気を付けなくてはいけないポイントと言えるでしょう。
まとめ
美容室を居抜きで退去する場合、
- スケルトンに戻すよりも修繕やクリーニングにかかる費用を節約できる
- 修繕&工事の時に廃棄物があまり発生しないため環境にやさしい
というメリットがあります。
ただし、居抜きで美容室を退去する場合は、
- 物件のオーナーに許可を取る必要がある
- 次のオーナーに設備が引き継げない時がある
という2つの注意点を頭に入れておきつつ、契約を進めていくようにしましょう。
そうすれば、環境にもやさしく、退去費用も節約しながらお得に美容室を居抜きで退去することができますよ。