これから現在勤務している美容室から独立して新しく美容室開業する予定の方にとって、物件選びはとても重要です。
それでなくても美容室を開業するとなると資金がたくさん必要になりますので、これから物件を探す予定の美容師の方はできるだけ条件の良い物件を選びたいですよね！
それなら、内装も装置＆備品も全くないスケルトンの物件よりも、断然中古ではありますが、内装も装置＆備品もそのまま残った状態で引きわたされる居抜きの方が開業資金をかなり節約できるので断然お得です。
ですが、居抜きも事前に契約内容を確認しておかなくては、今度業務拡張などの理由で退去するときに契約内容いかんではトラブルが発生したりする場合があるかもしれないのです。
ここでは、そんなお得といわれる美容室の居抜き物件のおすすめポイントと居抜き物件の契約時に確認しておきたい契約内容について詳しくご紹介させて頂きます。
美容室を居抜きで開業するとなぜお得なのか、また、居抜き契約時に確認すべき契約内容とは何なのかについてお知りになりたい方は、ぜひ、以下の記事をご覧になってくださいね。
目次
居抜き物件はココがおすすめポイント！
これから美容室を開業するなら、内装も装置＆備品も全くないスケルトン物件で開業を目指すよりも、中古ではあっても内装や装置＆備品が備わっている前入居者が美容室の居抜きで開業を目指したほうがかなりお得になります。
そこで、以下にこれから美容室を開業する場合、なぜ、居抜きのほうが良いのか、そのおすすめポイントをいくつかご紹介させて頂きますね。
居抜きは内装や装置＆備品の準備費用や開業時間を節約＆短縮できる
実は、内装や装置＆備品が全くないスケルトン物件で美容室を新規開業するよりも、前入居者が美容室で、居抜きとして内装や装置＆備品をそのまま残したままの物件のほうが、新しく内装や装置＆備品を設置するための工事費用を節約できますし、開業もほぼそのままですぐに開業できますので、開業までの時間を短縮できるので、とてもお得に新規に美容室を開業できるというメリットがあります。
これは、開業費用をできるだけ抑えつつ、開業までの時間を短縮されたい方にとってうれしい居抜きのおすすめポイントと言えるでしょう。
居抜きなら前入居美容室の顧客をゲットできる
これから入居予定の居抜きの前入居者が美容室の場合、すでにその場所に固定客がついていますので、新しく美容室をその居抜きで開業したときに、前入居者の美容室についていた内装や装置＆備品、場所を気に入っていた顧客をゲットできるというメリットがあります。
これも、これから新規に美容室を居抜きで開業予定の方にとってとてもうれしいおすすめポイントですね。
居抜き物件契約時に確認しておきたい契約内容とは？
新規に美容室を開業する際にかなりお得となる居抜きですが、
「居抜きだったら絶対にお得だから即契約しよう！」
と焦ることなく、居抜き物件契約時には必ず契約内容を確認する必要があります。
そこで、以下に前入居者が美容室の居抜きを契約する時に確認しておきたい契約内容についていくつかご紹介させて頂きます。
装置＆備品の所有者は誰なのか契約内容を確認
まず、最初に確認しておきたい契約前の居抜きの契約内容とは、居抜きに設置されている装置＆備品は誰が所有しているのかという点です。
その装置＆備品が、前入居者が購入した装置＆備品なのか、または、物件の所有者の所有物なのか、リースなのきちんと契約内容を確認しておきましょう。
今後、店舗拡大などの理由で物件を退去することが理由で装置＆備品を撤去しようとする際や、故障時の修理の際に所有者がはっきりしていないとトラブルの原因になるので、居抜き物件契約時には、契約内容をよく確認して所有者をはっきりしておく必要があるのです。
退去時の原状回復はどの範囲までか契約内容を確認
上記でも少し触れましたが、居抜きで入居した物件を業務拡大などが理由で退去する場合がありますよね。
その場合、原状回復はスケルトン状態にしなくてはいけないのか、また居抜きでもよいのか物件契約前に契約内容をきちんと確認しておく必要があります。
前入居者が残していき、現在使用中の内装や装置＆備品を退去時に撤去してほしいと物件所有者に言われたときに、きちんと契約前に契約内容を確認しておけば、契約内容が原状回復であれば、自分に関係のない全テナントが残していった内装や装置＆備品は借り始めた当初の状態に戻せばよいので、契約内容を理由に内装や装置＆備品の撤去費用を支払う必要がないと物件所有者に申し出ることができます。
退去時に余分な費用を支払わなくてすむように、居抜き契約時には必ず契約内容を確認しておくようにしましょうね。
まとめ
美容室を新規開業するときには、居抜き物件をチョイスすると以下のようなお得ポイントがあります。
- 居抜きは内装や装置＆備品の準備費用が節約可能
- 居抜きは開業時間を短縮できる
- 居抜きなら前入居美容室の顧客を新規顧客として獲得できる
ですが、居抜きで美容室を開業する際には、以下の点を、契約内容をよく読んで確認しておく必要があります。
- 装置＆備品のオーナーは誰なのか契約内容を確認
- 退去時の原状回復はどの範囲までか契約内容を確認
契約内容を契約前にしっかりと確認しておけば、内装や装置＆備品の準備費用を節約しつつ、開業時間を短縮できるという居抜きでの開業のメリットを享受しながら、今後、業務拡大などが理由で退去するときもトラブルなくスムーズに退去することができますよ。