【保存版】美容室の造作譲渡の相場を3サイトで調査!造作譲渡契約書についても徹底解説

美容室の新規オープンには、まとまった費用が必要です。最近では物件の内装をそのまま買い取り、新たな美容室として利用する造作譲渡が人気となっています。費用を抑えることができて魅力ある造作譲渡ですが、その相場や実際の譲渡の際に必要な書類がわからず困っている人も少なくありません。

ここでは美容室の造作譲渡について解説します。3サイトでの調査を踏まえた譲渡相場や、譲渡の際に必要な造作譲渡契約書についてもお伝えします。

美容室の造作譲渡が気になる方はぜひ参考にしてみてください。

美容室における造作譲渡とは?

そもそも造作譲渡とは、前の店の設備や内装を残したまま新しい入居者やオーナーに物件を引き継ぐことを言います。

特に飲食店やバーなどの事業形態に多い造作譲渡ですが、ここ数年は美容室の造作譲渡も徐々に増えてきています。

美容室は開店時に多額の費用をかけて内装や設備にこだわった店が多く、新しい物件所有者にとっても、既にある設備をそのまま使うことができる点は非常に大きなメリットとなります。

また、せっかくお金をかけて作った造作を元の状態に戻す、壁紙を剥がすにも費用がかかります。前オーナーとしても手放す物件に必要以上のお金のかけたくない気持ちがあるため、美容室の造作譲渡は前オーナー、新規のオーナーの双方にメリットがあります。

美容室の譲渡相場を調べてみた。最大で800万円の事例も

引用:プロの不動産アドバイザーが監修「不動産売却プランナー」

実際に店舗を譲渡するとなると、できるだけ高額で譲渡したいと考える人が多く、その相場は300~600万円と言われています。

ここからは造作譲渡を専門とする3つのサイトをリサーチしてわかった相場について解説します。

美容室の造作譲渡は、その物件の知名度や集客状況、業績等によって相場が変動します。オーナー同士の合意があれば、0円での譲渡というケースもあるほどです。
また、美容室の造作譲渡情報を掲載している3つのサイトの中には、高値での売却事例として800万円というケースもありました。

1店舗のみの事業展開であれば、数百万円程度の譲渡額となることが一般的ですが、複数の店舗を経営しているなどビジネスモデルに魅力がある場合、相場は大きく上がります。

経営状態が悪く、赤字が続いている中で物件を譲渡しようとすると思うような値がつかず、売却費用を考えるとマイナスとなることもあります。大切なのは、できるだけ高値で売ることができるタイミングを狙い、業績にも良く気を配っておくことです。

また、以下のサイトに登録すると、各店舗の造作譲渡情報が確認できます。
いずれのサイトも登録は簡単なので、ぜひ利用してみてください。

美容室の造作譲渡時に気を付けるべき4つのポイント!契約書は必須

店舗内の内装や設備をそのまま譲り渡す造作譲渡ですが、契約時にはいくつか気を付けるポイントがあります。以下の4点が代表的なポイントだと言われており、それぞれ詳しく解説します。

  • 新設するよりも新設するよりもメリットがあるなど収益性を明確にさせる
  • 競合美容室との差をはっきりさせる
  • 必要であれば専門家に相談する
  • 美容室に対応した造作譲渡契約書を用意する

新設するよりもメリットがあるなど収益性を明確にさせる

物件をそのまま譲渡するためには、美容室を新設するよりも造作物件を利用した方が費用面でのメリットが大きいことをアピールする必要があります。

新しく事業を始める新オーナーにとって、どの程度の収益性があるのかは検討のポイントになります。収益性の高さを事前にはっきりとさせておきましょう。

競合美容室との差をはっきりさせる

美容室のオーナーは近隣店舗や競合店舗の動向に敏感です。造作物件を購入できるとはいえ、まわりの美容室との差別化が図れない限り、購入に踏み切ることはまずありません。他との差をはっきりさせることで、譲渡価格にもプラスの効果があります。

必要であれば専門家に相談する

物件の譲渡に関して不安や分からないことがある場合は、不動産屋に相談するようにしましょう。プロに相談することで適切なアドバイスがもらえるほか、物件をできるだけ高値で譲渡できるよう、有利な条件での売却を考慮してくれることが一般的です。

美容室に対応した造作譲渡契約書を用意する

契約後のトラブルを避けるためにも、造作譲渡の際は契約書が必要です。造作物件は、新オーナーにとってはいわゆる中古物件であり、ささいなことから大きなトラブルに発展することもあります。

譲渡する美容室に応じた造作譲渡契約書を作成し、双方が同意の上で契約を結ぶことが大切です。

美容室で造作譲渡契約書を作る・結ぶ際の注意点

続いて、造作譲渡契約書の作成時、締結時の注意点をお伝えします。契約書には造作譲渡料やその支払い期日、引き渡し日や原状回復義務の所在を明らかにする必要があります。

他にも万一契約解除となった場合の備えとして、契約解除条件を設定しておくと契約締結の際にも安心です。

まとめ

美容室の新旧どちらのオーナーにもメリットが大きい造作譲渡。物件の立地や内装、まわりの美容室との競合度合い等に応じて、譲渡価格の相場は変動します。

トラブル回避のためにも、譲渡時には造作譲渡契約書を必ず作成するようにしましょう。

必要に応じて専門家に相談するなど、納得できる譲渡を目指してください。

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