【必見】美容室の内装工事は工務店がおすすめ!坪単価・選び方・メリットなどまとめ

こんにちは!
「美容室居抜き賃貸内装業者ナビ」です。

美容師さんが独立開業しようとするときに一番最初に立ちはだかる大きい壁は、内装工事費を含む初期投資額の大きさですよね。いざ「こういう美容室を作りたいんだ!」と決心して工事の施工業者に依頼してみたら、お見積書が大変な額になっていて妥協、、、なんてことはよくある話です。こんな時に味方となるのが「工務店」なんです。今回はそんな美容室開業の味方となる「工務店」について様々な面から調査してみました。

そもそも「工務店」とは?

みなさんは「工務店」と聞くと、どのような想像をしますか?おそらくですが、多くの人が街中にあるおじさん達がやっている不動産系のお店っていうイメージを持たれているんじゃないのでしょうか。(私もそういうイメージを持っていました。)
工務店について簡単に説明すると、注文者からの依頼を受けて家や店舗を建てたり、リフォームをしたりする会社です。ただ、工務店の職人さんたちだけでは家を建てることはできません。そのため、職人達や専門業者をまとめあげて工事を行っています。つまり、工務店という会社は、現場においてリーダーシップを発揮することで複数の専門工事の業者さん達をまとめあげ、工事全体を管理して請け負っている役割をしていると言えます。実際、「工務店」の多くは、地域に密着しており、フルオーダーで依頼することができるのが特徴です。

「工務店」の数と歴史と現在について

「工務店」の数は、全国で約17万社もあります。一人でやっている大工さんから何百人の社員さんが所属している会社まで「工務店」の規模は様々なものになっています。
次に、「工務店」の歴史についてです。昔の日本では大工の親方の「棟梁」と言われる人が、設計から左官など多くの人たちを仕切り、住宅の建築に関する全行程を取り仕切ってきました。この時代の大工の「棟梁」のポジションが発展した形が、現代でいう「工務店」であると言われています。ただ、近年では時代の流れとともにすこしづつ役割が変化してきているとも言われています。

現在の工務店像は伝統的な形とずいぶん違ってきており、類型化してみるとおおよそ以下のようになります。
(1)棟梁タイプ
従来のタイプ。職人である棟梁が設計から工事までを行う。
(2)デザイン(設計)重視タイプ
社内に建築士を抱えたり、社外の設計事務所と連携し、デザイン(設計)によって他社との差別化を図っている。
(3)施工専門タイプ
外部の建築家の設計による施工だけを行い、設計は請け負わない。
(4)フランチャイズタイプ
ハウスメーカーの下請けや、特定工法のフランチャイズ業務が中心。
(5)ハウスメーカータイプ
特定の建材・設備などを使った住宅を商品化・シリーズ化して販売。
(6)デベロッパータイプ
自社で土地を購入し、建売住宅や売建住宅を販売。
引用:工務店って何? /注文住宅のキホン | まるわかり注文住宅

「工務店」と「設計事務所」の違いについて


引用:作品集 – 京都の建築設計事務所 | 一級建築士事務所 ネストデザイン

「工務店」と「設計事務所」の違いが分からないから教えて欲しいっていう方は結構いるんじゃないでしょうか?
「設計事務所」とは、「建築家」が所属している会社のことをいいます。主な業務としては、設計やデザインを専門に担当しており、自由度の高い建築依頼をできるのが特徴です。つまり、「設計事務所」は「工務店」に比べてデザインを重視しており、施工から独立しているのが特徴です。また、「設計事務所」は建物の設計を担当しており施工から独立しているため、施工は「工務店」などに依頼していることが多いです。なのでこの状況では、「設計事務所」の下請けに「工務店」があるという関係性になります。

また、設計事務所には主に以下のような2種類のタイプがあります。

    

  • メインとなる建築家が設立した個人事務所
  • 複数の建築家が所属している共同の事務所

それぞれの「設計事務所」によって実力差はあるものですが、超難関国家資格である「一級建築士」を持っている人がいるということなので、高いレベルの実力はあると考えて大丈夫です。

「工務店」と「ハウスメーカー」の違いについて


引用:【建築実例】店舗併用住宅でランニングコストを抑え、奥様の夢だったセンスあふれる美容室が完成。|トヨタホームの一戸建て注文住宅

「工務店」が、注文住宅にも対応している建設会社だと聞くと、「あれ?ハウスメーカーの立ち位置は?」となりますよね。「工務店」と「ハウスメーカー」の違いについて、わからない人も非常に多いと思います。そんな方は以下をご覧ください。

ハウスメーカーとは、「自前の生産設備を持ち、工業化(プレハブ化)または建築資材の一部を規格化することによって、注文住宅の大量生産を全国規模で展開している会社」といえます。
引用:ハウスメーカーって何? /注文住宅のキホン | まるわかり注文住宅

この説明だとちょっと難しいですよね。簡単にハウスメーカーの特徴を4つまとめると以下の通りになります。

ハウスメーカーの特徴の1つ目としては、全国的な大規模の営業網を持っていることが多く、宣伝に力を入れていることです。なので、ハウスメーカーと言われると「積水ハウス」などを思い起こし、工務店よりもイメージが湧きやすくなっているんだと思います。

特徴の2つ目は、デザインや間取りなどをテンプレ化しており注文住宅を取り扱っていることです。このため、注文といっても限られる選択肢の中からカスタムする感覚に近く、注文住宅のプランには少しばかり制約があったりします。

特徴の3つ目は、木材などの建築で使われる資材が工場で加工・管理されているため、場所や時期に限らず品質が一定で保たれているということです。

特徴の4つ目は、業務として一般人に対して住宅の疑問を解決するコンサルタントとしての仕事があることです。これは、不動産や建築に関して知識が薄い人にとっては非常に嬉しいことですよね。

ハウスメーカーも、「どうしても」とお客さんに頼まれた細かい注文などは、工務店に外注するパターンが多いようです。

美容室の内装工事を「工務店」に依頼した時の坪単価について!


引用:町田美容室内装の施工例1 | 店舗の内装 デザイン 設計 施工例

一般的な飲食店の内装工事の場合は、1坪30万円~50万円に厨房機器の代金を追加すると言われています。(厨房機器のクオリティによっては坪単価が二倍になるそうです、、)このうちの半分くらいの金額が、電気ガスや水道、空調調節機、給排気などの設備工事に使われています。まあ、美容室においては、厨房設備は必要ありませんので、その点については大丈夫です。

美容室で考えるべき問題は、シャンプー台の設置です。なぜなら、美容室で一番お金がかかる場所は、上水管と排水管(下水)の設置になるからです。シャンプー台が給排水管から遠い位置にある場合は、新たに管を追加して引っ張らなくてはならないですし、床下に通して底上げをするなどの大きな手間があるので大幅にかかります。

美容室においてシャンプーの次に考えるべき設備は、電源コンセント場所の確保です。しかし、それくれいであれば痛手というほどでもないと思いますので、給排水管の近くにシャンプー台がある場合は、1坪30万円~50万円という相場で大丈夫だと思われれます。

美容室を開業するにあたり「工務店」に依頼するメリット


引用:TIPSY(ティプシー)アイリスト/美容師(美容室)アイリストの求人ならキレイビズ

美容室を開業するにあたり、内装工事を「工務店」に依頼するメリットはたくさんあります。
今すぐにでも美容室を開業されたいと考えている方は、必見ものになりますのでぜひぜひご覧くださいね。

工務店のメリット① 「コスト」

美容室を開業するにあたって誰もが悩むコスト面についてになります。
工務店は中小規模な会社が多く、宣伝費などがかかっていないため、一番原価に近い料金で頼むことができます。その料金に対するコストパフォーマンスですが、ハウスメーカーのような仕様制限がない特徴があるため、要望に対して柔軟に対応してくれるので、費用対効果は高いと考えます。例えば、都市部の旗竿地のような複雑な難しい土地でも工務店であれば安く住宅や店舗を建てることができます。また、施工中に現場の状況が変化した場合、施工方法や細かい点をを変更するなどの柔軟な対応ができることも工務店のメリットです。工務店に直接頼むことの一番のメリットは、コストパフォーマンスの良さということといっても過言ではないのではないでしょうか。

工務店のメリット② 「設計の自由度とデザイン」

上記でも述べましたが、設計の自由度は間違いなく高いです。ハウスメーカーのように使用制限などのしがらみもないため、建築基準法などの法令や依頼主の予算などの制約以外はありません。つまり、建築事務所に所属している「建築家」に頼んで建てる家と同様といえるほど設計に自由度があるんです。「建築家いらねーじゃん」って思うほどのデザイン力を持った工務店もあるので、探してみてはいかがでしょうか。

工務店のメリット③ 「品質」

工務店に顔を合わせて頼むことは、欠陥住宅になりにくく、手抜き工事を防ぎやすい可能性が高いです。設計事務所やハウスメーカーの場合、施工を下請けで他の会社に丸投げして頼むことが多いのですが、下請けで頼んだ会社の管理を怠ったり、下請けの会社の気持ちが入らなかったりすることで、欠陥住宅が発生したりします。工務店は施工を他の会社に丸投げするという事が無く、管理をするのが仕事になります。直接顔を合わせて頼むことで、そのような欠陥を防ぐことができる可能性が高いでしょう。

工務店のメリット④ 「保証」

工務店などの施工者は、「品確法」によって竣工した後の10年間に瑕疵が見つかった場合に保証されます。また、「住宅瑕疵担保履行法」によって、もし会社が倒産しても瑕疵の保証ができるよう資力確保措置をとることが義務になっています。具体的には、瑕疵保険への加入もしくは保証金の供託という形です。また、「最低10年」なので、15年保証にするなど、工務店によっては独自の保証制度を設けている場合もあるので安心です。

美容室を開業するにあたり「工務店」に依頼するデメリット


引用:Nora Journey (ノラ ジャーニー)の一押しメニューを体当たりレポートたぬ!| おもてサンド

美容室開業で「工務店」に依頼するメリットがあるのなら、デメリットももちろんあります。これからはこのデメリットをまとめていきます。

工務店のデメリット① 「設計能力」

設計事務所は「設計」がメインですが、工務店のメインは「施工」です。また、「工務店」というのは、客層が安定していたり地域に密着している中小企業が多かったりするため、安く仕入れられる素材にこだわったり、使い慣れた素材を使ったりするなど、保守的な性格を持っています。そのため、結果として設計が大幅に制約されることもあります。デザインに関してになりますが、これは工務店ひとつひとつによって全然違います。デザインに対しての意識が低い工務店から、設計事務所に負けないくらいのデザイン力のある工務店まであります。

工務店のデメリット② 「品質」

「あれ?」と思われた方もいるでしょう。「品質」は、場合によってはメリットでもありますが、場合によってはデメリットになります。
工務店に直接依頼をするということは、他の会社との相互監視機能が働きません。施工する人たちや職人の言いなりになってしまったり、悪質な考えを持っていたりする一部の工務店を止める方法は現在では存在していません。その工務店に依頼するかどうかは、依頼者の「感性」にまかせられているところがあります。

美容室開業にあたって「工務店」の選び方を紹介!


引用:大人の休日 | ロイズ・アンティークス

上記で、工務店のメリット・デメリットを読んだ方はこう思ったでしょう。
「良い工務店なら最高だけど、悪い工務店に当たってしまったら最悪だ」
「良い工務店はどう選べばいいのだろうか?」

実際答えとしては、本当にその通りです。
美容室開業にあたって内装工事成功の全ては「工務店選び」にかかっているのは間違いないです。以下に、良い工務店であろうポイントをまとめてあります。

「工務店」の選び方① 設計、施工のどちらも自社でできること

まずこの「設計、施工どちらも自社でできる」という点についてです。これは工務店選びにおいて最重要ポイントであり、「設計しかできない」「施工しかできない」という工務店には任せられません。理由についてですが、このような場合、工務店は他の会社に業務を委託することになります。すると、料金はかさみますし、品質の悪化がおきたり、現場の流れがスムーズにいかなったりする問題があるからです。どちらかしかできないのであれば、設計事務所に頼んだ方がいいかもしれません。

「工務店」の選び方② 地域密着型

地域密着型で長い間やっている工務店は、良い工務店である可能性が高いです。なぜなら狭い地域なので最悪な工事をした場合、口コミですぐに客が入んなくなってしまうからです。また、長い間経営をしているということは地域から愛されており、リピーターなどが付いている可能性が高いからです。

「工務店」の選び方③ アフターメンテナンスに力を入れている

地域密着型でやっている工務店もそうですが、「アフターサービス」に力を入れているところは、お客さんを大切にしている証拠です。お客さんを大切にするということは、言い換えると適当な仕事はしないということにつながりますね。工務店の人に話を聞いてみる際は、アフターサービスについて伺ってみて、向こうの表情や反応を伺ってみましょう。

「工務店」の選び方④ 住宅完成保証制度への加入

客観的に良い工務店であるという信頼性を見極めるポイントとして、「住宅完成保証制度」に入ってるかどうかというものがあります。「住宅完成保証制度」に加入している工務店であれば、もしその工務店が倒産した際にも、他の会社に引継いた時に生じる追加費用などが保証されるため、いざという時にとても安心です。

最後に

いかがでしたでしょうか?「工務店」を利用した美容室づくりは初期投資の費用を抑えつつ、自分の望むこだわりの美容室のビジョンを持っている人に向いているのではないでしょうか。自分のビジョンを強く望むことで、工務店との打ち合わせをしっかりとして、要望を伝えられます。世界に一つしかないあなたのオリジナル美容室を造るために「工務店」を探してみましょう。

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