【保存版】必見!美容室開業の内装デザインで失敗しないために最低限知っておくべき留意点5つまとめ!

こんにちわ。
「美容室居抜き賃貸内装業者ナビ」編集部です。

現在、美容室は全国で約23万店舗存在し、内装デザインは他店との差別化をする上で重要な要素となっています。
しかし、過剰に内装の設備投資をすることは、回収が難しくなり危険です。
そのため今記事では、美容室開業時の内装デザインで失敗しないために最低限知っておくべき留意点を5つほど紹介したいと思います。

美容室の内装デザインの留意点その1「光」

美容室デザインで最も重要と言っても過言ではないのがこの「光」の取り方です。なぜなら「光」の取り方次第で、美容室の雰囲気だけでなくお客さんの満足度にも影響するからです。セット面の見え方や鏡に写っているお客様の姿がより綺麗に見えるようになることは、お客さんの満足度に影響しますよね!

「光」についてですが、内装工事の際はセット面の照明効果とあわせて自然光をどう取り入れるかがポイントとなります。日中も夜間も、グレア(視界に入り込む不快な光)が現れないように気を付けつつ、施術する美容師さんの手元を白色系の光を使い明るく照らし、お客さんの顔には血行がよく見える電球色系の光を当て込んで不自然な影が出来ないように光を作る。。。

難しいですが照明による光の色も場所によって変え、いろんな種類の照明をミックスして使うことをお勧めします。

美容室の内装デザインの留意点その2「給排水設備」

美容室の「給排水設備」で重要なところは、水圧、給湯器設置場所、ガス、水道管や排水管になります。もはや給排水設備の全てですね。なぜなら、内装工事で初期投資の資金に大きく影響してくる部分で、美容室の内装費用が高くなる大きな理由のひとつであるためです。

シャンプー台には、水の水道管、お湯の水道管、排水用の管の3本が必要になります。また、この3本の配管は主に床下に通すため、床の底上げ工事も必要になってきます。また、壁から水道管を出してシャンプー台と接続するために、壁のはつり工事も必要になります。シャンプー台を増やすほどお金がかかりますね。。ただ、シャンプー台の位置は出来るだけ区画の給排水の元の近くに設置すると、コストが落としやすいです。また、不必要に床に段差が生まれにくくなります!

中古物件や居抜き物件を使用する場合は、水道管や排水管の太さ(φ数)を考えましょう!特に「髪の毛」を扱う美容室では、シャンプー台などで配管が詰まりやすいです。築古の物件などでは建物の配管が細い上に、劣化していて高圧洗浄ができない。。。なんてこともあります。金曜日の夕方に詰まって来週の月曜まで業者が来てくれないなんてことになったら大変です。しっかり考えましょう!

美容室の内装デザインの留意点その3「空調換気設備」

次は「空調換気設備」です。美容室では、締め切った空間でドライヤーや多くのお湯を使用するため、部屋の室温が周囲より高くなる傾向にあり、暑さ対策は非常に重要です。お客さんはカット施術中に体にクロスを巻いているので、エアコンの効いていない美容室ではサウナのように感じてしまうかもしれません。また、シャンプーブースの湿気やカラー剤ブリーチ剤の刺激臭の匂い対策としての換気も重要です。

以上のような理由のため、美容室では店舗の坪数より馬力が強いエアコンが必要になります。しかし、もしそのような馬力の強いエアコンから直接お客さんに当たってしまうと、寒いだけでなくカラーやブリーチなどの仕上がりに影響が出てしまう可能性があります。空気の導線を考えてエアコンを配置したり、人に当たらないように風向きを調節する「AIR WING」をつけたりして工夫するようにしましょう。

美容室の内装デザインの留意点その4「素材選び」

次の美容室の内装デザインの留意点は、「素材選び」になります。どこの素材かというと、壁や床などの内装全ての「素材」になります。なぜなら美容室では、切った髪が散乱するだけでなく、カラー剤やブリーチ剤などの薬剤などで汚れやすいうえ、お客様の席近くにシャンプー台などの水回り設備を置くことになるからです。

そのため、毎日なにかしらの薬剤を使う美容室では、変質や変色のしない素材や掃除のしやすい素材を選ぶことが重要になってきます!耐久性や耐水性の高い塩ビタイルやロールシート(長尺シート)などの素材でも、センス次第で十分魅力的に見せることが出来ますよ!

美容室の内装デザインの留意点その5「独自性」

美容室の内装デザインの留意点その5は、「独自性」です。全国で約23万店舗存在する美容室はどこもおしゃれな内装になってきていますが、同じような流れのデザインになってきているので、他店との差別化が図れなくなっています。せっかくおしゃれを意識して設備投資にお金をかけてきたのに、お客さんが「前の美容室と一緒じゃん」と思われたり、働くスタッフが淡々と働いているような職場ではもったいないですよね。

美容室の経営では、やはりオリジナル感のある雰囲気作りが大切です。そのためには、コンセプトを明確にする事が必要です。内容としては、どんなお客様をターゲットとしているのか、オーナーとしてどんなお店として発展していきたいのかを明確にすることです。その上で、どんな雰囲気のお店で、どんな内装にしたいのかを決める事が重要になります。

美容室の理念を理解したお客さんやスタッフは自然と、惹かれてきます。お客さんや働くスタッフがワクワクするような空間が一番だと思いますので、この「独自性」をじっくりと考えてみてください。

さいごに:美容室開業を失敗しないためのアドバイス

いかがでしたでしょうか?

美容室開業の際には、分からなくてもご自身で必ず不動産の図面を必ず確認し、完成イメージを持った上で打合せに臨んで下さい。

美容室は他のサービス業に比べても、店内の滞在時間が非常に長い事が特徴です。ただ単に髪を綺麗にするだけの空間ではなく、お客様にくつろぎや癒しを感じていただけるような空間であるべきですよね。そのため、美容院では、内装デザインのレベルが、お客様を獲得するための重要な要素となるわけです!

ぜひ美容室を独立開業される際は以上の点に留意してくださいね。

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