居抜きで美容室を閉店!お得に新テナントに引きわたせる訳とは? 

美容室の経営者によっては結婚することが理由で美容室を閉店するため、いままで借りていた物件を新テナントに引きわたしたいと考える方もいらっしゃるかと思います。

居抜きであれば、現在まで使用していた内装や設備をそのままの状態で閉店し新テナントに引きわたすことが可能になりますので、かなりお得に取引することが可能になります。

「居抜きで現在の借りている物件を閉店し新テナントにお得に引きわたすにはどうしたらいいの?」

と疑問に思っていらっしゃる方のために、ここでは、居抜きで美容室を閉店するとどうしてお得に新テナントに引きわたせることができるのか、また、美容室を居抜きで引きわたす時に気を付けなくてはいけない点についてご紹介させて頂きたいと思います。

美容室を居抜きで閉店する場合に注意すべきポイントや居抜きで閉店し新テナントに引きわたすのがなぜお得なのかについお知りになりたいかたは、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。

美容室を居抜きで閉店!どんな点がお得なの?

「確かに現在使用している内装や設備をそのまま残して新テナントに引きわたすことができる居抜きでの閉店は工事費用が節約できてお得そうだけどほかにもお得な点があるの?」

と疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう。そんな美容室を諸事情で閉店予定の方のために、以下に美容室を居抜きで閉店するとどのような点がお得なのかについいくつかご紹介させて頂きますね。

居抜きなら解体費用の負担額を減らせる

美容室を含めた店舗物件と言うのは、内装や設備が全くない状態のスケルトン状態で引きわたし現在ある内装や設備をきちんとはがしたり処分したりしたスケルトン状態で返すのが基本となっています。

つまり、現在契約している物件を閉店が理由で退去する場合はスケルトン状態にしてオーナーに引きわたすのが一般的なのです。

一般的な解体費用は坪単価で換算すると一坪あたり5万円から10万円ほどとなっております。

もし、現在入居している物件が30坪ぐらいなら解体費用は150万円以上かかることになってしまいます。

ところが、現在の美容室を居抜きで閉店すればこの解体費用が丸々浮くことになりますので、なんと150万円も工事費用を節約することができるのです。

これは、かなりお得ですよね。

造作譲渡すればさらにお得!

上記で美容室を居抜きで閉店し、内装や設備をそのままで新テナントに引きわたせば、30坪の物件なら150万円以上かかる解体費用を丸々節約することができるとご紹介いたしましたが、この内装や設備を新テナントに造作譲渡することができれば、かなりお得に美容室を居抜きで閉店することができます。

例えば、新テナントが内装や設備を100万円で購入してくれたら造作譲渡による収入が100万円となりますので、先にご紹介いたしました解体費用150万円と合わせると250万円もお得に美容室を居抜きで閉店することができます。

これは、うれしいメリットですね。

居抜きなら解約予告期間の賃料負担を軽減できる

実は、不動産物件の契約上では美容室などを閉店し、契約を解約する場合、解約する3か月前もしくは6か月前に現在借りている物件を解約するとオーナーに伝えなくてはいけない決まりになっています。

例えば、

「現在経営している美容室の売り上げが思わしくないので早々に美容室を閉店したい!」

と考えていたとしても、解約3か月から6か月前にはオーナーに解約の連絡をしなくてはいけないため、この期間分の賃料を負担しなくてはいけなくなってきます。

その点、居抜き閉店であれば、解約をオーナーに告げた後、あまり時間をかけることなく内装や設備をほぼそのまま閉店後新テナントに引きわたせますので、予告期間分および解体工事期間中の賃料負担を軽減することができます。

これも、美容室の居抜き閉店のうれしいメリットですね。

美容室を居抜きで引きわたす時はここに注意!

「美容室を居抜き閉店するとお得そうなのでぜひ、そうしたい!」

とお考えになるこれから経営している美容室を閉店予定の経営者もいらっしゃるでしょう。

ですが、オーナーと結んだ契約書の条件によっては、内装や設備を譲渡する造作譲渡をしてはいけないとか、退去するときにはスケルトン状態にしておかないといけないという条件が契約書に明記されていたりしますので、美容室を居抜きで閉店したり、内装や設備を造作譲渡したりしたい場合は、まず、借りている物件のオーナーに許可を取らなくてはいけません。

つまり、いくら新テナントと造作譲渡や居抜きでの引きわたしの話がまとまっていたとしても、現在契約している物件のオーナーの許可がおりていなければ居抜きで閉店し新オーナーに物件を引きわたすことはできないので注意が必要なのです。

ツイッターで以下のようなツイートを見つけました。
居抜き物件を探している人は、立地条件とともになぜ閉店したのかも調べていますので、新テナントが閉店理由を聞いてきたときにはきちんと伝えられるように準備しておきましょうね。

まとめ

美容室を居抜きで閉店すると、スケルトン状態に戻して新テナントに引きわたすよりも、以下の点がお得になります。

  • 居抜き閉店なら解体費用の負担額を減らせる
  • 造作譲渡でさらにお得に居抜き閉店できる
  • 居抜き閉店なら解約予告期間の賃料負担を軽減可能

ただし、物件のオーナーとの契約内容によっては、スケルトン状態に戻して閉店しなければいけなかったり、造作譲渡して退去費用を節約したくても内装の譲渡を禁止していたりしますので、美容室を居抜き閉店したい場合は、トラブルにならないように必ず事前に物件のオーナーに許可をとってから新テナントと交渉を進めるようにしましょうね。

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